WALL ART OROJECT

スパイラルスロープ3層目
アーティスト

三桝 正典

三桝 正典

1960-

ウォールアート作品
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子
作画中の様子

作画コンセプト

タイトル:白カラス

スロープ壁面には、向かって右側から未来に向けての水先案内人のギフチョウ、中央扉には無垢で純粋な美しさとして白蝶、そして、2羽の白いカラス、「愛があればどのような困難も乗り越えられる」という解釈のラテン語が描かれている。
白い羽のカラスは、一般的にはあり得ない事のたとえと言われており、今回カラスの色を「白」として描いたのは、「あり得ない未来」に向けて「新しい未来」への視点や価値観を現在の烏(黒)風景から「あり得る平和の新しい祈り」としての未来の烏(白)風景としての変化を伝えたいからだ。先人の広島の人々が経験した未曾有の被爆体験、そこから「廃墟から立ち直り、乗り越えてきた力強さ」「たくましさ」によって当時あり得ないと考えられた平和な広島が今、存在する。力強く未来を見据える2羽の大きなカラスは、爆心点の方向を向き未来を切り開いていく者たち(親子であり・きょうだいであり・夫婦など)を象徴している。
2045年に向けての未来に夢や希望、やすらぎや癒しなどの広島ならではの祈りや願いを届けたい。

プロフィール

広島出身/美術家/広島女学院大学教授
現在「ジャパニーズ・モダン」をテーマに表現活動を行っている。
1992年日仏現代美術展(フィガロ賞)
1994年広島市現代美術館公募「広島の美術」(大賞)
1995年第24回現代日本美術展(賞候補)
1999年~2001年日本各地において約2000脚の椅子を並べる「ホワイトチェアプロジェクト」を展開。2011年茶室にて襖絵・掛け軸作品を製作、大徳寺(京都)浄土寺(尾道)など今日まで多くの寺社や茶室で展開している。

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